そんなひとは、場所・大きさ・金額がだいたい希望通りでも、購入に踏み切れなかったという経験をしています。
そこはねぇと話すその方は、土地の縦横の比率が良くないというのが、購入を断念した理由でした。また別の方は、道路付けが気に入らないとのことでした。
もっともな理由ですね。むしろ良く勉強されていると感心させられます。ただ、本当に完璧に希望通りの物件は現れるのでしょうか?そしてそれはいつ現れるのでしょう。
少し横道にそれるようですが、サーチ理論をご存知でしょうか?市場では求めるひとが求めるものを探し続けています。
今、市場にある商品を見つけたひとが、これで決めるんだと思う気持ちAと、もっとよいものがあるかもと思う気持ちBとのバランスを留保水準と言います。そしてBがAより大きいことを留保水準が高い状態と捉えます。
留保水準が高いひと(といってもこの商品についてだけの話)ほど、市場に長い間留まります。
ちょっと難しくなりましたが、経済学的には、求める土地に対する期待が大きいほど留保水準が高く、早く決めたい!という気持ちが大きいほど留保水準が低くなります。
では、今回はこの辺で。
合格不動産もよろしくお願いします。