不動産を取り扱う者として、いろいろと考えさせられる旅になりました。
宮崎からは高速道路で2時間という比較的行きやすいところですが、震災の被害や、復興の状況が見えず、いつ行ったらよいのかわからない状況が続いていました。
実際、所有者様からお預かりしている物件もあり、はやく行きたかったのですが、今回は、熊本の経営者交流会からのお誘いで参加しました。
当日は、記録的大雨で、朝から高速道路が都城ーえびの間で通行止めでしたが、とにかく進めるだけと思い、友人と二人で出発しました。
都城近くのサービスエリアに立ち寄り、情報をみていると、目の前で通行止めが解除になり、わが目を疑いました。
次は、八代ー熊本間が、土砂を撤去している為通行止めです。八代では、高速道路から降りるところで渋滞が発生していました。
のろのろと進みながら、下道で熊本に向かう方法を検討していると、またも、目の前で通行止めが解除、連続でびっくりです。なんとか、昼過ぎに、視察のメンバーと阿蘇くまもと空港で合流出来ました。
すぐにバスで激震地に向かいます。
最初に訪れたのは、被害の大きかった東海大学農学部です。ここは、撮影禁止になっていて、建物にも危険の張り紙があり、入れません。断層の上を地割れが走ってそのまま建物に亀裂が入り、建物の反対側でまた地割れが続いているという衝撃的な状態を目の当たりにしました。
これは別の場所での写真ですが、状態は似ています。
そのあと、大きながけ崩れが発生し、橋が落下した現場に行きました。
このスケールで崩れると、自然には勝てない、と実感させられます。